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多摩の魅力発信SP

イベントレポート
(たま発!シンポジウム 第3回)

「多摩の魅力」を知ろう、作ろう、考えよう。 たま発!シンポジウム 第3回 みんなの思いと交流が未来のまちをつくる  平成25年度終了イベントのレポートです

〈第3回〉みんなの想いと交流が未来のまちをつくる

開催日程
平成26年2月9日(日) 13:30~16:00
開催場所
青梅織物工業協同組合2階
たま発!シンポジウム第3回の様子

第3回たま発!シンポジウムは、基調講演・アトラクション・パネルディスカッション・特別講演による構成で行われました。「みんなの想いと交流が未来のまちをつくる」をテーマに魅力ある多摩のまちづくりについて参加者の皆さんと一緒に考えました。

たま発!シンポジウム第3回の様子

前日は記録的大雪に見舞われ、積雪が残る中での開催となりましたが、会場には、若者から高齢者まで幅広い年齢の方々にご参加いただきました。

たま発!シンポジウム第3回の様子

第1部は『つながりがつくるまち、つながりをつくるまち』をテーマに、慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所 特任講師、三田の家LLP代表、特定非営利活動法人エイブル・アートジャパン理事の坂倉杏介先生による基調講演が行われました。

たま発!シンポジウム第3回の様子

坂倉先生からは、「つながり」は人間らしく生きる為に必要なものであり、「つながり」の中で生まれる活動が、新たな価値を地域にもたらす。「つながり」をつくるためには、無理せずに、楽しく集まれる「場」が大切であるとの話がありました。

たま発!シンポジウム第3回の様子

本シンポジウムでは青梅市を中心に活動している団体によるアトラクションも行われました。囃子団体「柳連(やなぎれん)」は、「黒沢流」の祭り囃子を披露。メンバーは小学生から大人まで幅広い年代で構成され60年を超える歴史を持つ囃子が大事に受け継がれています。

たま発!シンポジウム第3回の様子

続いて、ダンスグループ「レッドマウンテン」は、「Grow A Pear」「ハイスクール・ミュージカル」の2曲でダンスを披露。こちらも小学生から大人まで幅広い年齢層のメンバーが、世代を超えて1つのダンスをつくりあげています。

たま発!シンポジウム第3回の様子

第2部は『みんなの想いと交流が未来のまちをつくる』をテーマにパネルディスカッションを行いました。坂倉先生をモデレーターに、多摩地域の子育て支援・地域活性化・まちづくり等で活躍されている方をお招きし、様々な視点から交流について話し合いました。

たま発!シンポジウム第3回の様子

「子育てできて良かったと思える街づくり」を目指し活動する特定非営利活動法人青梅こども未来の代表理事 稲葉氏。先輩に子育てを応援してもらうことで次世代を応援したい意識が持てる。関わる人が楽しめること、言いたいことを言い合える仲間が大切との話がありました。

たま発!シンポジウム第3回の様子

タウンマネジャー 國廣氏。青梅市内のイルミネーションの事例を紹介し、中心メンバーだけではなく、周囲の人からアイデアや手伝いなどの協力が得られることもあった。開催までの過程で、より多くの人を巻き込んでいくことが重要であるとの話がありました。

たま発!シンポジウム第3回の様子

特定非営利活動法人多摩ニュータウン・まちづくり専門家会議理事長 戸辺氏。多摩ニュータウンのまちづくりに関わる支援活動をしているが、地域の交流がないとまちづくりは進まない。活動を継続する中で地域から信頼を得られるようになった、との話がありました。

たま発!シンポジウム第3回の様子

おうめ若者カフェ事務局 林氏。若者の感性を活かしたまちづくりを目指し、集いや講座等の活動を行っている。「学びの場」と「実践の場」を大事にしており、その中で自分たちを見守ってくれる大人との交流が未来のまちづくりにつながるとの話がありました。

たま発!シンポジウム第3回の様子

最後は、モデレーターの坂倉先生から、各パネリストの意見を通して、参加する人が楽しいと思えること、疲れずに続けられること、少しの部分でも関わることでより多くの人が参加できること、が大切であるとの話でパネルディスカッションを締めくくりました。

たま発!シンポジウム第3回の様子

第3部は「森と人との交流がつくる未来~自然環境を生かした住みたくなるまちづくり」をテーマに作家、環境保護活動家、探検家のC.W.ニコル氏による特別講演が行われました。

たま発!シンポジウム第3回の様子

ニコル氏からは、川と森はまちの宝物であり、故郷イギリスや日本での経験や活動を通じて、自然の恵みを受けられることが健全に生きていく上で非常に大切であること、さらに、本会場のある青梅市にも触れ、豊かな森と川を是非守ってほしいとの話がありました。

たま発!シンポジウム第3回の様子

参加者は登壇者の興味深い話に時折り笑顔も交えながら、和やかな雰囲気で「まちづくり」について考えました。今回のシンポジウムを通じて未来のまちづくりに向けて何かを始めるきっかけになれば幸いです。