イベントレポート
(たま発!トレッキング)
〈トレッキング中級編〉秋の三頭山トレッキング
- 開催日程
- 平成25年11月16日(土)
- 開催場所
- 三頭山、都民の森

中級編は、仲の平から槇寄山・大沢山を経由して三頭山の山頂へ向かいました。晴天のトレッキング日和となり、約30名の参加者が初級編同様、プロのトレイルランナーと一緒に西多摩の自然を感じながらトレッキングを楽しみました。

午前8時頃、青空の下、武蔵五日市駅に集合。初級編にひきつづき、多摩の魅力発信プロジェクト・マスコットキャラクターが参加者のお見送りにやってきました。

今回はバスに乗って、スタート地点の仲の平へ向かいます。バスで約45分の道のりです。マスコットキャラクターは出発を見送りました。

バスの車内では、安全で楽しいトレッキングができるように、ガイドの宮地藤雄さんから、今回のコースの解説や、登山のルール、 マナーについての説明がありました。

仲の平で準備運動をしてからトレッキング開始。スタート地点から「槇寄山」までは、今回のコースの一番の登りです。標高差約600mを一気に登りました。

「槇寄山」山頂に到着。ここで待っていたのは、正面にそびえたつ富士山の眺め。達成感のある眺望に参加者からは歓喜の声があがりました。

今回のコースには笹尾根を通るポイントがあります。その名の通り、笹に囲まれた登山道を進んで行きます。

「天気に恵まれたので、景色も楽しみながらトレッキングしましょう。」とガイドの宮地さん。
登山道の途中では、紅葉にも出会いました。

「大沢山」が近づくにつれて登りが続き、山頂の前には、急な岩場があります。同じルートを登山される方は是非手袋を持参ください。

「大沢山」山頂に到着です。標高約1,480mまで登って来た達成感を感じられます。「三頭山」まであとわずかです。

標高が高くなってくると、都内では少ないブナ林が現れます。ブナの色で周りの風景が白く映るのを感じることができます。
今回のコースでは様々な自然の風景に出合うことができました。

その名の通り3つの峰を持つ「三頭山」山頂に到着。標高約1520mの西峰では天気が良ければ、富士山を望むことができます。三ッ峠山をはじめとした標高1000m越えの山々を眺めながら休憩をとりました。

一番の高さとなる標高1,531mの中央棒を通過。東峰の展望台では御前山、大岳山、馬頭刈山を眺めることができます。ここから、下山へ向けて出発です。

良い例)
鞘口峠を経由して都民の森・森林館が今回のゴール地点。到着後はレストランや売店でお土産等、お買い物を楽しむことができましたその後、バスに乗って武蔵五日市駅に移動し、解散となりました。

登山者が必ず心掛けなければならないのがマナーです。まず最初のテーマは「山のマナーを再確認」です。

【マナー①】挨拶は元気よく
他の登山者やハイカーと追い越しやすれ違う際は、挨拶を忘れずに。お互い気持ちよく登山ができるように心掛けましょう。

【マナー②】登り優先、待つ時は山側で
山の中でよくあるのが急坂での擦れ違い。「登り優先」は厳守しましょう。待つ際は山側に寄ります。谷側で待つと場所によってはバランスを崩すと転落の恐れがあるからです。

【マナー③】計画性をしっかりと
朝早く出て明るいうちに降りてくる。ゆとりあるスケジュールで、準備運動もしっかり行い、体調と相談をして安全なトレッキングを行いましょう。体調が悪い時は無理をせず、中止をすることも必要です。

登山の経験を積まれた方へ今回のガイドでもある宮地藤雄さんから「トレイルランニングのすすめ」をご紹介。登ったことのある山でも、走ってみるとまた違う表情に会えるかもしれません。

【①走り方のポイント】楽しむ気持ち
実は、起伏がある以外は平地のランニングとほぼ変わりません。もちろん、傾斜のきついところや足場の悪いところは歩いてOK。大切なのは走れる所や走りたくなるような所で可能な範囲で始める事です。

【②走り方のポイント】フォーム
肩の力を抜いてリラックスを心がけます。足元が気になりますが、足元ばかリ見ているとせっかくの景色が楽しめません。顔を上げ、前を見る事で景色やこれから行く先の道がどうなっているかを把握する事も出来ます。

【③コース選び】
今まで行った事のあるコースから始めましょう。慣れている所だと所要時間やコースの概要がわかり、その行程の中から傾斜の緩いところなどを選んで所々走ってみると良いです。

【④マナー】
登山道はたくさんの方が通ります。すれ違いの挨拶、追い越しは事前に声をかけ、道が細い場所は一旦脇によける。スマートなトレイルランニングを実践し、山で出会った人達が気持ちよく過ごせるお手本になりましょう!