立川市
子育て支援・保健センター視察

「大学生を対象とした市町村事業のPR」第3回目は、立川市で行われました。7名の大学生が参加し、今年5月にオープンした立川市子育て支援・保健センター(愛称:はぐくるりん)を視察しました。初めに、立川市の概要と施設についての説明を受けた後、施設を見学。最後に行われた意見交換会では、今回の視察の感想や施設に関することはもちろん、社会人の先輩として市職員の働き方なども話題となりました。
スケジュール
- 16:30
- はぐくるりん集合
- 16:30
- 立川市の説明・事業についての説明
- 17:00
- はぐくるりん館内視察
- 18:00
- 大学生と市職員の意見交換会
- 18:30
- はぐくるりん解散
「子育て支援・保健センター」とは
2025年5月に立川市子育て支援・保健センター(愛称:はぐくるりん)としてオープンしました。この施設は、子ども・子育て関連の部署(子ども家庭センター、児童発達支援センター、教育支援課)が集約しているほか、休日診療及び健康増進事業の実施など市民の健康を支える拠点になると同時に、災害時は医療救護対策本部としても利用されます。
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プログラムスタート!

階層により、コンセプトカラーで
色分けされています。プログラムスタート!
今回は、各分野、多様な学部の学生7名が参加しました。
施設の視察の前に市職員から、立川市の長期計画や、市の取組を市民へ分かりやすく伝える工夫など、立川市の取組について学生のみなさんに紹介しました。続いて、「子育て支援・保健センター」の開設に伴い、分散していた組織を集約するとともに、それぞれが有機的に連携する仕組みを作ることで、子どもの成長過程に応じた包括的な支援を提供することが可能になったことなど、施設についての説明をうけました。
立川市子育て支援・保健センターの愛称「はぐくるりん」は、公募で決定。「育む」という言葉と、立川市の公認キャラクター「くるりん」が融合したネーミングです。施設内には、かわいい「くるりん」のイラストがいっぱい。市民に親しみを持ってもらえるようにという願いが込められています。
施設内は施設の機能がフロアごとに分かれており、多摩川や玉川上水、市章を連想させる青色など、市にゆかりのある色で各階がカラーゾーニングされています。多世代にわたる施設利用者のアクセシビリティに配慮し、行きたい場所にアクセスしやすく、親しみやすい工夫が施されています。
立川市の紹介とはぐくるりん事業説明 
入口の看板。こんなところにもくるりんが! -
休日診療と災害時医療の司令拠点として

診療室の様子。4つの診療室があり、
内科・小児科・歯科の休日診療が可能です。休日診療と災害時医療の司令拠点として
視察は1階から始まりました。1階西棟は休日診療(内科、小児科、歯科)エリアとして機能しているほか、健康体操やがん検診などの健康啓発事業や検診事業の用途で活用可能な健康増進室があるフロアとなっています。また、災害発生時には健康増進室に「医療救護対策本部」が設置され、災害時医療の司令塔として機能します。
休日診療エリアは、診療室や調剤室などが完備されており、日曜日・祝日・年末年始に開院しています。利用者は多い時で一日240人にもなります。
学生から、「医療に関する機能が何もかも揃っていて病院みたい!」という感想が聞こえ、興味深い様子で見学していました。
次に、1階の東棟にある「ドリーム学園」。ここで行う児童発達支援について、各部屋の用途など説明を受けながら見学をしました。「大学の授業では経験できない現場を見ることができてよかった」との声も聞こえました。
調剤受付と待合室。
1階は、多摩川や玉川上水、
市章を連想させる青色を基調としています。
感染症の空気感染対策として
陰圧化することができる診療室もあります。
ドリーム学園では、
児童福祉法に基づき、発達に支援や
配慮が必要な未就学児への療育を行います。 -
子どもたちにとって安心できる空間

子ども健診室 子どもたちにとって安心できる空間
2階に上がると、国営昭和記念公園の桜をイメージしたピンク色が基調のフロアになります。
ここは乳幼児健診エリアとして使われています。他にも、発達支援エリア、栄養実習室、各種相談室などがあり、子どもの健康や子育てを支援しています。
学生からは「色合いがあたたかくて安心して相談ができそう」、「色やしつらえに配慮やこだわりがちりばめられていて、子どもたちにとっても使いやすそう」という感想が聞こえてきました。
発達支援エリアでは、子どもとの関わり方を学ぶために、親子で支援員と一緒に活動するプログラムが開催されていたり、マジックミラー越しに子どもの様子を見学することができる部屋が設けられており、学生たちは行き届いた配慮にとても感心していました。
また、2階廊下は屋上庭園に面しており、自然採光と開放感が生み出されています。
栄養実習室 
マジックミラーの後ろには
子どもの様子が見られる部屋があります。
開放的な屋上公園 -
利用者も職員もコミュニケーションが取りやすい空間

プレイセラピーを行う部屋もあります。 利用者も職員もコミュニケーションが取りやすい空間
3階に上がると市の木であるケヤキなど、自然豊かな市を表現した緑色を基調としたフロアになります。
ここは、総合受付窓口や市職員の執務室をはじめとして、幅広い相談に対応する各種相談室や教育支援のための部屋もあります。
執務室では、モバイル型内線電話や業務用無線LANなどのICT機器を導入するとともに、一般的なオフィスデスクだけでなく、集中ブースや多目的スペースなどを設けたうえでフリーアドレス制を導入することで、仕事の内容に適した場所を選んで執務ができるようになっています。
学生たちにとっては、明るく開放的な執務室で、市職員の方々がいきいきと仕事をしていることが印象的だったようです。
相談室は、発達相談や教育相談、就学相談のほか多様な相談に対応できるよう、様々なタイプの部屋が用意されています。
開放的な執務スペース 
3階の様子 -
意意見交換会~学生が見た子供・子育て支援の現場と市への期待

学生の姿勢からも関心の高さが伝わります。 
資料に真剣に目を通している学生たち 意見交換会~学生が見た子ども・子育て支援の現場と市への期待~
施設見学を終え、意見交換会では市職員からの3つの問いに学生一人ひとりが発言していきました。
①参加の目的と、本日見学して思ったこと・感じたこと
本事業について知りたい、行政、児童福祉、子育ての現場や子育て政策について興味があるという学生を始め、将来公務員になりたい、市役所に就職したい、という学生も多くいました。学生がしっかりと目的を持って参加していることに、市職員も大変感心していました。
②疑問に思ったこと・知りたいこと
「親と子ども両方への配慮や工夫があり、子育てに関するサポートが整っていることを実感した」、「ゆとりがあり柔らかな空間設計に感動した」、「職員がいきいきと仕事をしているところが何よりも素晴らしいと感じ、市役所のイメージが変わった」など、大学生から次々とポジティブな感想が上がりました。また、子育てしやすい街で、安心して来たいと思えるという声もありました。
③立川市に今後期待したいこと
多摩地域の大都市として今後も魅力的な市であってほしい、「はぐくるりん」をもっと知ってもらいたい、他の市でも「はぐくるりん」のような施設が増えると良いという意見が出ました。その他、南口を安心して通りやすい道にして欲しい、という声もありました。
その他、市役所の職員になるにはどうしたらいいか、と単刀直入に質問してみた学生もおり、大学生と市職員双方に実りのある意見交換となりました。
資料に真剣に目を通している学生たち
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視察を終えて
オープンしたばかりの真新しい施設で、立川市の新たな取組と市職員の働く現場を見ることができたことが、大学生の目には大変新鮮なものに映ったようです。
今回は多くの学生が参加し、意見交換会ではたくさんの意見や感想が寄せられ、本事業への大学生の関心の高さを知ることができました。事業について理解を深められたことはもちろん、市職員との対話を通じて将来のキャリア形成の参考になる貴重な機会になったことが伺えました。











