武蔵村山市
ビジネスプランコンテストにおけるワークゼミ視察

「大学生を対象とした市町村事業のPR」第6回目は、武蔵村山市で行われました。3名の大学生が参加し、前半は武蔵村山市の産業や観光資源についての視察、後半は「第2回武蔵村山市ビジネスプランコンテスト「むさビズ」」の参加者向けワークゼミの視察を行いました。
最後に、市職員と大学生とで行われた意見交換会では、武蔵村山市の魅力発信や創業者数を増やすためのアイデアについて意見を交わしました。
スケジュール
- 13:45
- 玉川上水駅北口ロータリー集合
マイクロバスで移動 - 14:00
- 市内視察
・武蔵村山観光案内所と
村山織物協同組合
・村山温泉かたくりの湯
・小林農園
・団地西通りの商店街
マイクロバスで移動 - 16:10
- 「第2回武蔵村山市ビジネスプランコンテスト」ワークゼミ視察
@緑が丘ふれあいセンター - 17:30
- 大学生と市職員の意見交換会
マイクロバスで移動 - 18:45
- 玉川上水駅北口ロータリー解散
「武蔵村山市ビジネス
プランコンテスト」とは

2025年度で2回目となる武蔵村山市ビジネスプランコンテスト「むさビズ」は、武蔵村山市内で「こんな事業をしてみたい」「こんな商品やサービスを提供したい」など、事業アイデアを持っている人たちを対象とし、ワークゼミとコンテストへの参加を通して創業への機運を高めるイベントです。
武蔵村山市内で事業アイデアをお持ちの15歳以上の方の参加が可能です。
※参加要件の詳細は武蔵村山市のHPを参照ください。
創業に向けた支援も充実しており、最終審査を勝ち抜いた受賞者には、受賞者が実際に市内で創業することが確認できた場合、グランプリで30万円、準グランプリで10万円の奨励金が交付されるほか、
各機関による支援が受けられます。
なお、最終審査会は2025年12月14日(日)にイオンシネマむさし村山にて行われました。
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市内の産業や地域資源を知る

武蔵村山観光まちづくり協会の入口 
武蔵村山観光まちづくり協会職員から
説明を受ける様子市内の産業や地域資源を知る
参加大学生は、地域活性化について興味がある、起業を目指している、身近な地域の魅力を再発見しPRしていきたい、とそれぞれきっかけや目的を持って臨みました。
玉川上水駅前からマイクロバスに乗り、まずは市内の魅力スポットを視察しました。最初に訪れた武蔵村山観光案内所は、1928年築で市の有形文化財にも指定されている村山織物協同組合の建物の1階にあります。
ここでは、観光案内や東京狭山茶などの特産品の販売を行うなど、市内の観光情報の発信をしています。また、ロケーションサービスという、テレビ、映画、CMの撮影現場として地域内の撮影好適地の情報提供や調整業務も行っています。

武蔵村山観光まちづくり協会 職員から
説明を受ける様子 -
かつてのファストファッション!?
村山大島紬
機織り機などの展示もあり、
生産過程についても知ることができます。かつてのファストファッション!?村山大島紬
次に、2階にある織物資料館で、村山大島紬の歴史や製造工程、年代別反物の展示などを見学しました。
武蔵村山市周辺の地域は、大正時代から村山大島紬の産地として広く知られ、機屋や絣板製造業者が多く営業していた地域です。村山大島紬は、1975年に国の伝統的工芸品に指定されています。
かつては普段着として多くの人々に親しまれた、いわば、当時のファストファッション。今はほとんど生産されることがなくなったそうですが、ファッションショーなどの活動や、小物等の販売を通して魅力を伝えています。
反物の展示を見ていた大学生は、織り上げられた様々な絣(かすり)模様に魅了されていました。歴史ある「和」の良さを改めて感じていました。
多くの展示物から村山大島紬の
歴史について知ることができました。
有名俳優を起用した昔のポスターなども
展示されており全盛期の様子が分かります。 -
自然に囲まれた温泉施設

現在工事中のかたくりの湯。
緑豊かな環境にあります。自然に囲まれた温泉施設
次に向かったのは、村山温泉かたくりの湯。すぐ近くには、都立で最大の都市公園野山北・六道山公園があります。武蔵村山市に温泉があるなんて思ってもみなかった!と学生たちは驚いた様子でした。
この自然豊かな環境の中にあるかたくりの湯は2023年4月から一時閉館中ですが、2025年度中の再開を目指してリニューアルのため工事が進められていました。 -
「東京狭山みかん」の産地!

傾斜地にたわわに実るみかん。
もうすぐ食べごろを迎えます。
ご厚意に甘え、
みかんを試食させていただきました。
本当に美味しかったです!「東京狭山みかん」の産地!
次に、市内でみかんを栽培している小林農園を訪問しました。
東京都でみかん?!と、学生たちは意外に思ったようですが、武蔵村山市では、1960年ごろから温暖な気候と狭山丘陵の南斜面を利用した「東京狭山みかん」の栽培が行われています。11月上旬から約1か月間、市内の7軒の農園でみかん狩りが楽しめます。こちらの農園では、多い時には一日約500人の来場者で賑わうそうです。
学生から「みかんを栽培するうえでの苦労はありますか?」という質問が出ました。農園を経営する小林さんは、近年の異常気象による生育への影響に苦労している、と語っていました。
小林さんから、「ぜひみかんを食べてみてください」と、もぎたての極早生みかん(収穫時期が早い10月初旬〜10月末頃のみかん)を試食させていただきました。丹精込めて育てられたみかんは、みずみずしく、濃厚でおいしい!遠くまで行かなくても東京都内でみかん狩りができることを知って、11月にぜひまた来てみたい!と学生たちは大喜びでした。

ご厚意に甘え、
みかんを試食させていただきました。
本当に美味しかったです!ロケにも使われる商店街

撮影の時には芸能人の姿も
見られるチャンスも!
コンビニの場面の撮影で良く使われるお店。
大手チェーンではない所に撮影しやすさがあるとか。ロケにも使われる商店街
次に訪れたのは、ノスタルジックな雰囲気の団地西通りに連なる商店街。
近くには大きな団地もあり多くの住民に愛されている商店街で、たくさんのお店が軒を連ねています。
懐かしさを感じる一方で、実は、こちらの商店街は、今やテレビ、映画、CMなどのロケ地として大活躍しています。
今回参加した市内出身の大学生は、普段住んでいるので何気ない風景にしか見えなかったけれど、ロケ地としての使われ方もあることを知って、商店街の魅力を再認識したそうです。
近々テレビドラマで登場する場所もあるとか。学生たちも放送を見るのを楽しみにしているようでした。

コンビニの場面の撮影で良く使われるお店。
大手チェーンではない所に撮影しやすさがあるとか。むさビズワークゼミ

創業を目指し真剣に取り組む参加者の姿は
大学生にとっても刺激になりました。
市職員のサポートでボードゲームを体験。
楽しみながら疑似体験ができました。むさビズワークゼミ
市内魅力スポットの視察を終え、第2回武蔵村山市ビジネスプランコンテスト「むさビズ」のワークゼミが開催されている緑が丘ふれあいセンターに移動しました。
ワークゼミには市内で創業を目指す十数名が参加しており、会場は活気に溢れていました。大学生もゼミのグループワークに加わり、ボードゲームを使いながら「新規事業を生み出すこととなった会社の社員」という設定で新規事業の疑似体験をしました。
このゲームでは、事業アイデアごとに設定されたフェーズとプロセスごとに起こりうるイベントやトラブルに対応しつつ、リソースを集めながら売上の最大化を目指し、リソースの数と売上の合計を競います。
市職員のサポートのもと、学生たちも創業する気持ちになって参加することができ、ゲームに慣れてくるにつれ盛り上がっていました。普段聞きなれない難しい言葉があってもゲームなので気軽に楽しむことができ、アイデアの構想から新規事業の立ち上げまでのおおまかな流れを学ぶことができて良かったという感想が聞こえました。
グループワークの後は、参加者向けに創業について各種支援制度の説明がありました。今後1次書類審査、そして最終審査会の開催に向けた説明もあり、参加者の真剣な様子が伺えました。

市職員のサポートでボードゲームを体験。
楽しみながら疑似体験ができました。武蔵村山の魅力発信と
創業者を増やすアイデア
ワークゼミ参加後に行われた、
市職員と学生の意見交換会の様子
積極的な意見と
たくさんのアイデアが出ました。武蔵村山の魅力発信と
創業者を増やすアイデアワークゼミ終了後、市職員と大学生の意見交換会が行われました。
①視察を通して魅力だと感じた地域資源について
農業や環境について学ぶ学生は、みかん栽培を始めとする農業も盛んで自然も豊かで暮らしやすいまちだと感じ、このような環境で将来子育てをしてみたいと思ったそうです。
意外な場所が観光地であることや、市民に親しまれている日常の場所がロケ地として活躍していることを知り、改めて武蔵村山市が「都会よりもちょうどいいまち」ということを認識し、魅力を感じたという学生の発言もありました。
②市の産業振興・観光・魅力発信についてのアイデア
学生目線で以下のような様々な意見やアイデアが出ました。
・温泉やみかん狩りなどを電車内の広告などで宣伝する
・みかん狩りの農園に併設カフェがあると良い
・かたくりの湯を自然を生かしたスパのようなイメージにしたらどうか
・市内のロケ地をランキング毎にまとめたものやマップが
インスタグラムにあると良い
・村山大島紬を若い女性向けのコスメのパッケージデザインなどに使ったらどうか
③武蔵村山市で創業者数を増やすためのアイデア
「武蔵村山市ビジネスプランコンテスト」は、市内での創業を考える人にとって活躍のチャンスを与え、市や各機関の支援体制も整っているため、市の活性化に繋がるとても良い取組であると感じたと述べる一方で、こうした取組については更に認知度を上げる工夫が必要だという意見が出ました。体験会や起業家を呼んで説明会を行ったり、都内でブースを構えてPRしたりしてはどうか、といった意見が出ました。
今回の大学生の視察と意見交換会について、市職員は、普段関わることがない大学生から率直な感想や新鮮な意見を聞く機会となり、関係人口を増やす取組として大変有意義だったと感想を述べていました。
積極的な意見と <
たくさんのアイデアが出ました。
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視察を終えて
大学生は、ボードゲームで新規事業の立ち上げを疑似体験したことが強く印象に残ったと話していました。
武蔵村山市の魅力スポットを視察し、ビジネスプランコンテストのワークゼミに参加したことで、大学生も武蔵村山市で創業を考える側の目線で取り組むことができたプログラムとなりました。











