町田市
まちだの「観光」

「大学生を対象とした市町村事業のPR」第5回目は、町田市で行われました。2名の大学生が参加し、「町田薬師池公園四季彩の杜」を訪れ、西園と薬師池公園を視察しました。その後、町田市役所で、公園の魅力を若者に伝える方法などをテーマに意見交換を行いました。
スケジュール
- 13:00
- 町田市役所集合
マイクロバスで移動 - 13:20
- 町田薬師池公園四季彩の杜
(西園・薬師池公園)視察
マイクロバスで移動 - 16:00
- 大学生と市職員の意見交換会
@町田市役所 - 17:00
- 町田市役所解散
まちだの「観光」の視察先
「四季彩の杜」について
「町田薬師池公園四季彩の杜」は、薬師池、リス園、ダリア園、ぼたん園、七国山などの施設が含まれるエリアの名称で、全体の広さは東京ドーム3つほどの広さです。中でも町田薬師池公園四季彩の杜
西園(ウェルカムゲート)は公園の玄関口として、2020年4月にオープンしました。
ここには、農産物直売所や町田産の食材を使った食事が食べられる素敵なカフェ・レストランがあり、施設内では各種ワークショップや様々なイベントが実施されています。
自然美あふれるスポットでもあり、2020年グッドデザイン賞にも輝いています。
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西園は公園のウェルカムゲート!

正面入口には、コンシェルジュがいる
西園インフォメーションと
町田産野菜が並ぶ直売所があります。
青空に木々の緑が映えます。 西園は公園のウェルカムゲート!
町田市役所に集合し、視察がスタートしました。
今回の参加者は、まちづくりやメディア・SNSマーケティングを学ぶ学生です。参加に至ったきっかけは、普段大学で勉強していることとの親和性があると思ったから、と語る2人。四季彩の杜のホームページも事前に下調べして、視察に臨んでくれました。
20分ほどバスに乗り、四季彩の杜西園に到着。ここは、広大な公園のウェルカムゲートとしても機能しています。
天気に恵まれ、公園を視察するには絶好の一日となりました。
施設内に足を踏み入れると、町田の市街地とは違った緑豊かな風景が目の前に広がっていました。

青空に木々の緑が映えます。 -
誰もが気持ちよく利用できるように

大きな窓から
景色が楽しめるレストラン誰もが気持ちよく利用できるように
四季彩の杜西園のインフォメーションから、施設職員の案内で園内を巡ります。
入口から階段を上がると町田産の食材を使った料理が楽しめるカフェ・レストランがあります。ここは、大きな窓から見える景色を眺めながら、ゆったりと食事が楽しめる人気の場所。この日もたくさんのお客様で賑わっていました。
カフェ・レストランの先には芝生広場が広がっており、ピクニックをしたり、様々なイベントが開催される場所として利用されています。「公園には、あえて子供向けの遊具を置いていません。自然の中で遊びを見つけることを楽しんでもらいたい。」と施設職員から説明がありました。
また、カフェ・レストランの隣には「ラボ・体験工房」があり、その背後に広がる緑は小さな木から雑木林を育てる実験的な植栽地です。木々に囲まれた緩やかなスロープが整備されていて、車いすやベビーカーでも展望広場まで行くことができるように設計されています。
園内には、「犬の落とし物」(排泄物)を処理するための水が入ったペットボトルと袋が各所においてあります。普段公園で見かけないため、学生たちも興味津々。犬連れの方も多く、来園する方々が気持ちよく利用できる工夫がなされています。
様々な木々に囲まれた緩やかな
スロープを歩いて頂上へ向かいます。
犬連れの方も多く訪れるため、マナーを
守ってもらうための工夫が見られました。 -
緑豊かな西園を散策
緑豊かな西園を散策
スロープに沿って歩いた先には、展望広場が広がっています。見晴らしが良く、風が心地よく感じられる展望広場では、2025年は4月と5月の2か月間BBQも実施していました。(土曜・日曜・祝日のみ)。
展望広場を下ったところには、梅や栗などの果樹園があり、さらにその先を進んだところには農園があり、ひまわりがちょうど種をつけていました。
学生が「このひまわりの種はどうするのですか?」と職員に聞くと、「すぐ近くにあるリス園のリスの餌になります。」という答えが。ここで栽培されたひまわりが有効活用されていることを知りました。
農園では花の種まきや野菜の収穫体験など、様々なイベントが開催されています。
農園を出発し、薬師池公園を目指します。木漏れ日が心地よい雑木林の散策路を歩き、里山の風景を感じながら10分ほど歩きました。
展望広場の先に広がる雑木林 
作物の栽培には近隣大学の
農学部の学生も関わっています。
雑木林を抜けて
薬師池公園を目指します。 -
歴史と自然が息づく薬師池公園

野津田薬師といわれている
薬師堂は福王寺薬師堂のことで、
1883年に再建されました。
17世紀後半に建築された旧永井家住宅
当時の生活を知る上でも重要な古民家です。歴史と自然が息づく薬師池公園
薬師池公園に一歩足を踏み入れると、四季の花々に彩られた日本庭園が広がります。ここは2007年に「日本の歴史公園100選」に選定された町田市を代表する公園です。
野津田薬師堂と樹齢およそ500年の大イチョウの前を通り、まず訪れた旧永井家住宅は、江戸中期の茅葺屋根の建物で、国の重要有形文化財に指定されています。建物内部の様子を見ることもでき、学生たちは職員の説明を熱心に聞いていました。
次に、公園中央にある薬師池にかかるタイコ橋を渡りました。橋からは、四季折々の景色が楽しめるほか、バードウォッチングのスポットとしても人気です。
さらに5分ほど歩き進めると、「町田市フォトサロン」があります。この日開催されていた「写真愛好家の集い」写真展を見学しました。
「町田市フォトサロン」の先には、約3000㎡の蓮田があり、ピンク色の大輪の花を咲かせる「大賀ハス」が育てられています。7月~8月の開花期には、朝早くから多くの人たちが鑑賞に訪れるそうです。開花期は終わっていましたが、広大な蓮田に広がる背の高いハスは迫力がありました。
薬師池公園の散策を終え、学生たちは「公園自体も広く色々な見どころがあるので、時間をかけて巡りたいと思った。ぜひまた来たい。」と話していました。 -
体験と交流が生まれる市民の憩いの場

三面が広い窓になっているため、
明るく開放的な「ラボ・体験工房」
事業説明では、
多くの来場者に楽しんでいただきたい
という想いが伝わりました。体験と交流が生まれる市民の憩いの場
薬師池公園視察後は再び西園に戻り、自由に読書や自習ができる「ライブラリー」を見学した後、「ラボ・体験工房」に移動し、施設職員より西園の事業概要の説明を受けました。このスペースは市民の憩いの場として使われており、「市民の方が誕生日祝いなどの時間を過ごしたりできるように」という想いを込めて作られました。
オープンキッチンもあり、料理教室やヨガ、英会話教室など、「やくしの学び」という市民向けの各種ワークショップやイベントが一年を通して多数開催されています。
学生からは「市民と一緒に作り上げている、温かみのある公園という印象を受けた」という感想が聞こえました。

事業説明では、
多くの来場者に楽しんでいただきたい
という想いが伝わりました。 -
若者に四季彩の杜の魅力を
「伝えるために・・・
市職員と大学生の意見交換会の様子 
具体的なアイデアがたくさん。
活発な意見交換となりました。若者に四季彩の杜の魅力を伝えるために・・・
視察を終え、町田市役所で次のテーマで、大学生と市職員との意見交換会を実施しました。
・若者に四季彩の杜の魅力を伝えるにはどのような方法が効果的か?
大学生たちは、若者に魅力を伝えるにはSNSが効果的、と話す一方で、「SNSだと主観的な情報が多く、情報の信憑性に欠けると感じることもあるため、情報の出所が学校や団体等の信頼できる機関であるといい」と話しました。
・若者に四季彩の杜に来てもらうためにはどんなイベントを実施したらよいか?
夜の公園を巡るナイトピクニックや、地域の小学校の子どもたちによる公園内のガイドも面白いという具体的なアイデアが出ました。
また、学生や若者が自分でもやってみたいと身近に感じる体験があったらよいと語り、西園にアートとの親和性を感じた学生からは、美術を学ぶ高校生や大学生によるライブペインティングイベント(その場で出されたお題に沿った絵を描き、出来上がる工程をお客さんと一緒に楽しむ企画)はどうか。来園者参加型のイベントがあれば、より楽しい場所になるのではという声もありました。
薬師池公園にある古民家を活用し、昔のおもちゃで遊んだり昔話の読み聞かせをしては、という発想もありました。
・視察を受けて、四季彩の杜にまた来たいか?
町田市に住んでいるものの、四季彩の杜に一度も来たことがなかった学生は、「大学の新入生歓迎会などで利用するきっかけがあれば多くの大学生に知ってもらえることに繋がると思う」と話しました。
・若者は広告媒体として何を見ているか?
テレビはあまり見ないという二人。SNSやYouTubeを見ることが多いという学生は、何かを調べる時には「町田 グルメ」など、特定の情報に特化したアカウントを参考にし、遊びに行くところを決める時にはVlogの投稿をみることが多い、と話しました。体験動画で疑似体験できる発信が効果的という意見に、市職員も新たな気付きや今後の改善点のヒントを得ていました。
具体的なアイデアがたくさん。
活発な意見交換となりました。
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視察を終えて
今回は、四季彩の杜の視察と意見交換会を通して、まちだの「観光」を考えました。市職員は「学生たちが市の事業に関心を持ち、積極的に感想を述べ、提案をする姿を見て、熱意を感じました」とコメントしています。
学生たちからは、「実際に公園を訪れたことで、四季彩の杜の魅力を感じられた」という感想が寄せられました。また、運営に関わる職員が働く現場を見ることができただけでなく、意見交換会の場では学生の意見に対して市職員からフィードバックをもらったことも大変有意義と感じたとのこと。めったにない機会で大変楽しかったと振り返っていました。















