八王子市
八王子駅南口集いの
拠点整備事業

「大学生を対象とした市町村事業のPR」第8回目は、八王子市で行われました。7名の大学生が参加し、八王子駅南口集いの拠点(愛称:桑都の杜(そうとのもり))整備事業の現場を視察しました。その後、「若い世代にも親しまれる施設とは?」をテーマに意見交換をしました。
スケジュール
- 13:30
- 桑都の杜建設予定地 集合
- 13:35
- 事業説明
- 13:50
- 建設予定地を視察
- 14:15
- 大学生、市職員、
PFI事業者の意見交換会 - 16:00
- 桑都の杜建設予定地 解散
八王子駅南口集いの拠点
(愛称:桑都の杜)について

2026年10月、八王子駅南口から徒歩10分のところに位置する八王子医療刑務所跡地に、八王子の新たなシンボルとして八王子駅南口集いの拠点「桑都の杜(そうとのもり)」が誕生します。
施設の愛称「桑都の杜」は、2025年5月に決定。公募による応募の中から、市内の小中学生によるWeb投票の結果を踏まえ、決定しました。愛称には、養蚕や織物の文化で栄えた八王子の歴史を未来へつなぎ、新たな交流と発信の場として育ってほしい、という想いが込められています。
公園・ライブラリ・交流スペース・ミュージアムなどが一体になった複合機能施設であり、災害時には避難場所にもなります。
市民の新たなサードプレイス(※1)となるように、市はPFI事業者(※2)と一緒に整備しています。
- ※1 サードプレイス:自宅や職場以外の心地よい第3の居場所やコミュニティ
- ※2 PFI(Private Finance Initiative):民間資本を活用して公共施設の建設・運営・管理を行う手法。
-
工事関係者出入口に集合!

八王子駅南口集いの拠点の
空撮(2025年11月時点)
事業説明と意見交換は、
建設予定地内の仮設会議室で実施しました。工事関係者出入口に集合!
今回の視察には、「桑都の杜」の事業やまちづくりに関心を持つ7名の大学生が参加しました。大学生の「学び、交流、防災が一体となった公共施設の役割を実践的に学びたい」、「市民のサードプレイス創出を実現させる先進的な取り組みを見たい」といった意欲的な参加理由から、本視察への高い期待と熱意がうかがえます。
集合場所である工事関係者出入口付近は、多くの関係者が行き交っており、まさに建設中の活気ある様子が伝わってきました。視察は、建設予定地内の仮設会議室での説明から始まりました。

事業説明と意見交換は、
建設予定地内の仮設会議室で実施しました。 -
「桑都の杜」整備事業を知ろう

市職員による事業説明の様子 
学生が「行きたい」「使いたい」「関わりたい」
と思える施設を皆で考えていきます。「桑都の杜」整備事業を知ろう
建設現場の視察に先立ち、市職員から本事業の概要説明がありました。
はじめに、八王子駅南口集いの拠点事業は、八王子市と事業者である八王子市ミライテラスパートナーズ(株)がPFI事業の契約を締結し、力を合わせて整備を進めていることが紹介されました。
続いて、公園、ライブラリ、ミュージアム、交流スペースについてプロモーション動画や写真パネルを用いて説明が行われました。
学生たちは、「桑都の杜」がどのようなコンセプトで整備され、どのように活用されるのか具体的なイメージを想像し、未来につながる拠点創出への期待を膨らませながら、熱心に耳を傾けていました。
PFI事業者からは、今回の意見交換会のテーマ「若い世代にも親しまれる施設とは?」について、テーマ設定の背景や目的が説明されました。「八王子市は25の大学等と連携しており、約10万人の学生が学ぶ学園都市であることから、多くの学生にとって居心地が良く、楽しく親しみやすい施設のあり方を共に考えたい」との思いが伝えられました。
市職員からも、「皆さんも桑都の杜を育てる一員として意見をいただきたい」との呼びかけがありました。
学生が「行きたい」「使いたい」「関わりたい」
と思える施設を皆で考えていきます。 -
いよいよ建設現場へ!
いよいよ建設現場へ!
建設現場では全員がヘルメットを着用し、市職員の説明のもと視察を行いました。
まず、入口ゲートから入って右側にある「大屋根広場」と「活動展示室棟」へ。シンボリックな大屋根広場の屋根の骨組みを間近で見て、学生たちはそのスケールの大きさに圧倒されていました。棟の内部にはヒノキ造りの大きな舞台が設置されているのが見えました。
この棟は、完成後には大屋根広場と一体となり、緑に囲まれた中で伝統芸能や市民による活動発表が楽しめる場となる予定です。
次に訪れたのは、正面左側に位置する円形のデザインが特徴の「メイン棟」です。メイン棟には、ライブラリ、ミュージアム、交流スペースが入ります。高低差約12mの地形を活かした造りとなっていて、1階、2階、屋上階から広場へと繋がるシームレスな構造です。学生たちは、メイン棟の隣のスロープを上り、屋上付近から建物の外観を見学しました。ここは高台になっており、八王子駅周辺の街並みや高尾山などの山並みを一望できる見晴らしの良い場所です。市職員は、毎年7月に開催される八王子花火大会の鑑賞スポットとしても期待できると話していました。
建設現場の視察中、学生たちは市職員の説明に熱心に耳を傾け、「完成したらぜひ来てみたい」「昼間だけでなく夜も来てみたい」といった様々な感想が聞かれ、市職員との会話も弾みました。将来建設関係の仕事に就きたいと考えている学生からは、「工事現場での視察は非常にワクワクした瞬間でした」という声も聞かれました。
活動展示室棟の大屋根は
圧巻の大きさ!
各所では完成後のイメージ図を
見ながら説明を聞きました。
メイン棟横スロープ
高低差を感じながら屋上部分へ歩きます。 -
“こんな場所なら行きたい!”
桑都の杜の可能性を探るグループワーク
全員が一体となって
取り組むことができました。
それぞれの感性により
自由な意見とアイデアが光ります。“こんな場所なら行きたい!”
桑都の杜の可能性を探るグループワーク建設現場の視察後、PFI事業者がファシリテーターとなり、意見交換会を実施しました。
【テーマ】
①「公園でできること」
②「施設でできること」
【意見交換会のゴール】
居心地の良さやワクワク感を想像しながら、「こんな場所なら行きたくなる!」と思えるような「桑都の杜」の可能性を、参加者全員で探ること。
【進め方のポイント】
1.付箋は「1枚に1意見」をサインペンで記入。
2.話は簡潔にして、アイデアをつなげていく。
3.互いの意見を尊重する。
【意見交換会の流れ】
1.個人ワーク
①は緑色の付箋に、②はピンク色の付箋にアイデアを書き出す。
2.グループワーク
机上の「桑都の杜」の地図上の関連する箇所に、それぞれのアイデアが書かれた付箋を貼り付け、グループで共有。
3.各グループの発表
各グループで地図上の付箋を整理し、発表。
それぞれの感性により
自由な意見とアイデアが光ります。学生ならではのアイデアが
施設活用のヒントに
付箋に書かれたたくさんのアイデア 
各グループの発表から
新たな気づきが生まれました。学生ならではのアイデアが施設活用のヒントに
発表では、学生ならではの発想と、 PFI事業者が持つ実現性の高い内容が掛け合わさり、学生の活動拠点づくりやアート作品の展示、音楽フェスや夏祭りといったイベント開催など、多彩なアイデアが次々と生まれました。「高低差を活かした草スキーを実施したらどうか」という意見には、PFI事業者も「施設活用の新たな着想を得られた」と感心していました。
市職員は、「学生ならではの感性に基づいた視点、特に『雨の日は雨の音を聞いて過ごしたい』という、一見マイナスになりがちな要素をプラスに転換する発想など、固定概念にとらわれない面白い意見だった」とコメントしていました。

各グループの発表から
新たな気づきが生まれました。
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視察を終えて
今回の視察に参加した大学生からは、「現場を見ることで、多様な人々が様々な工夫を凝らして施設の運営に携わっていることを知ることができた」や「実際に事業を担っている方々の意見を聴くことができ、自分にはない視点に気づきや学びを得られて、非常に貴重な経験になった」という感想が寄せられました。市職員や事業者目線のアイデアも聞くことができ、学生も多くのことが吸収できた貴重な機会となりました。
市職員は、「学園都市でありながら、卒業後は市外へ転出してしまうことが課題でもある中で、今回様々な学部や異なる参加目的を持つ大学生の意見を聞けたことは、市やPFI事業者にとっても大変有意義な機会だった。今回の縁を大切にし、参加大学生にはこれからもプロジェクトに関わって欲しい」と話しました。












